【ビブリオ小説50選】図書館・本屋・古書店・本がテーマのミステリなど

ビブリオミステリ

ビブリオミステリとは、本(書籍)が題材のミステリのことを言います。

図書館、出版社、本屋、古書店など、様々な場所が舞台や推理作家などの小説家が絡んだ小説があります。

ビブリオ(Biblio)とは、古代ギリシア語で「書物」を意味するそうです。

国内作家の小説

「本と鍵の季節」 米澤 穂信(著)

直木賞作家による青春図書室ミステリ

「黒牢城」で2021年直木賞を受賞し、「王とサーカス」ではこのミステリがすごい!2016年版【国内編】第1位を獲得している作家の作品。

高校2年で図書委員の堀川次郎は、松倉詩門と図書室で当番を務めている。しかし、彼と付き合うようになってからおかしなことが増えた。。開かずの金庫、亡くなった先輩が読んだ最後の本・・ 図書委員の男子コンビが挑む謎解きミステリ。

 

続編の「栞と噓の季節」が2022年11月14日に発売済みです。

 

「定価のない本」 門井 慶喜(著)

定価のない本
東京創元社
発売日:2022/10/19

「銀河鉄道の父」で直木賞を受賞した著者による古書店ミステリ

古書店街として有名な神田・神保町。終戦から間もない時期、崩落した古書に押し潰され、ひとりの古書店主が死んだ・・ 古い付き合いの古書店主、琴岡庄治は事後処理を引き受けるが!?・・

出版社とも図書館とも違う、彼らにしか出来ない方法で書物を守る古書店の人々ーー

2023年映画化も決定しています。

 

「ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~」 三上 延(著)

ビブリオ・ミステリの先駆け的存在のライトミステリシリーズ

累計700万部の大人気古書ミステリ

鎌倉の片隅で営業している古本屋「ビブリア古書堂」。古本屋のイメージに合わない若く綺麗な女性の店主。極度の人見知りだが、古書の知識が凄く、古書にまつわる謎と秘密を解き明かしていく・・

過去にテレビドラマ化もされています。

 

「ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~」 三上 延(著)

ビブリア古書堂シリーズの最新作 第4弾

夏目漱石・名著の秘密

戦中に、鎌倉の文士達が立ち上げた貸本屋「鎌倉文庫」。1,000冊あったと言われる貸出本が見つかったのは数冊。残りはどこにあるのか!?・・ 行方を捜す依頼は、昭和、平成、令和のビブリア古書堂の娘達に受け継がれて!?ーー

3つの世代を超えて紐解く、鎌倉文庫の謎!?ーー

 

「ビブリオフィリアの乙女たち」 宮田 眞砂(著)

学園ビブリオミステリ

森鴎外「舞姫」や宮沢賢治「春と修羅」などの文学の解釈も!?・・

図書部員の文詠は、読書感応(サイコメトラー)の文学少女。幼馴染の花奏は、識字障害(ディスレクシア)。2人の探偵少女が本に秘められた謎を追う!?・・

 

「図書館の殺人」 青崎 有吾(著)

〈裏染天馬シリーズ〉第4弾

9月の朝、風ヶ丘図書館で男子大学生の死体が発見される。。閉館中の館内で山田風太郎の「人間臨終図巻」で撲殺された模様。現場にはダイイングメッセージが残されている。捜査を進めるうち、1冊の本と少女に辿り着くが!?・・

 

「古本屋探偵登場:古本屋探偵の事件簿」 紀田 順一郎(著)

本に関わる物語3編を収録 / 古本屋探偵の事件簿』分冊版

古書店店主・須藤康平は、神保町の一角で「本の探偵」の看板を掲げる。刊行後、半世紀に渡り、誰も目にしたことがない稀覯本「ワットオの薄暮」を巡り、神保町の猛者達が策略を練る!? ー 表題作

他、古書街を舞台にした「書鬼」、古書業界間の駆け引きを活写する「無用の人」など。

 

「夜の蔵書家:古本屋探偵の事件簿」 紀田 順一郎(著)

「古本屋探偵の事件簿」分冊版

本の街・神保町で古本屋を営む須藤。蔵書家から30年近く前に失踪した、ある人物を探してほしいと依頼される。その森田一郎という人物は、左翼劇団の俳優や中国のスパイだったという噂のある謎の男。須藤は、古書を糸口に探索に乗り出すが!?ーー

 

「ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 VIII 太宰治にグッド・バイ」  松岡 圭祐(著)

「高校事変シリーズ」で知られる著者のビブリオミステリ

太宰治の遺書とみられる文書が、75年ぶりに発見される。筆跡鑑定が進められるが、真贋判定の直前に鑑定人が不審死する。。太宰の遺書と事件には関連性が!?遺書は本物なのか!?・・

 

「ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 XI 誰が書いたかシャーロック」 松岡 圭祐(著)

人気ビブリオミステリ・シリーズ最新作

李奈は、ベストセラー作家になっても変わらない日々をおくっていた。コンビニバイトから自宅に帰ると、担当編集の菊池と小説家、優佳がいた。2人から「ある賞」の候補になったことを知らされる。さらに、英国大使館から、コナン・ドイル著「バスカヴィル家の犬」の謎の解明を依頼されるが!?・・



海外作家の小説

「ナッシング・マン」 キャサリン・R・ハワード(著)

「56日間」で、コロナ渦のアイルランドでのサスペンスを描いた作家の最新作

1冊の本が犯罪者を炙り出す!?ーー

連続殺人犯(ナッシング・マン)に家族を惨殺された12歳のイヴ。やがて聖人した彼女は、殺人鬼の正体を突き止めるため、「ナッシング・マン」というノンフィクション小説を出版する。犯人解明の執念で綴られた本が、犯人を追い詰める報復サスペンス。

 

「ボストン図書館と推理作家」 サラーリ・ジェンティル(著)

ボストン公共図書館での殺人事件を描く作中作

アメリカ最古の公共図書館、ボストン公共図書館。そこで起きる4人の男女の殺人事件を追う推理小説を執筆するハンナ。しかし、作中登場する作家志望のレオが暴走し!?・・

 

「窓辺の愛書家」 エリー・グリフィス(著)

推理作家など小説家絡みの本格派謎解き推理小説

多くの作家の執筆に協力していた推理小説の「殺人コンサルタント」である90歳のペギーが死んだ。。不審に思った介護士のナタルカは、友人2人と真相を探りはじめる。一方、刑事ハービンダーも捜査を始め、関わりのある作家などを訪れるが!?・・ ペギーの部屋に来て1冊の推理小説を奪って消えた覆面の人物は!?・・

 

[2020年] アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞を受賞した「見知らぬ人」も怪奇小説作家R・M・ホランド絡みのミステリ。

見知らぬ人
東京創元社
発売日:2021/7/21

 

「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」 C・A・ラーマー(著)

ミステリ好き、クリスティ好きの姉妹、アリシアとリネットの読書会メンバー募集に応えてきたのは、図書館司書、博物館勤務員、医師、主婦など。。しかし、2回目の読書会で主婦のバーバラが現れず、アリシアは捜し始めるが!?・・

 

「危険な蒸気船オリエント号:マーダー・ミステリ・ブッククラブ」も発売済み。

 

「古書の来歴」 ジェラルディン・ブルックス(著)

古書の来歴
武田ランダムハウスジャパン
発売日:2012/4/10

2011年(第2回)翻訳ミステリ大賞 受賞作

歴史ミステリーの傑作

歴史好き、考古学好きにおすすめの一冊です。

リアリティのあるストーリー展開とスケールの大きさ。

時代と場所を超えて物語が展開します。

 

「図書室の死体」 マーティ・ウィンゲイト(著)

〈初版本図書館の事件簿〉シリーズ

本を愛する人におすすめのミステリ

イングランドの古都バースにある初版本協会のキュレーターである主人公。アガサ・クリスティなどの本の収集家だった故レディ・ファウリングが設立した協会だが、図書室には膨大なコレクションが所蔵されている。その図書室である日、文芸サークルメンバーの死体が発見されるが!?・・

 

シリーズ第2弾の「殺人は展示する:初版本図書館の事件簿」も発売になっています。

 

「図書館の死体」 ジェフ・アボット(著)

アガサ賞、マカヴィティ賞の最優秀新人賞

田舎町で図書館の館長を務めるジョーダン・ポティート。そんな彼の図書館で中年女性が死体で発見される。。被害者は、ジョーダンや彼の母親らの名前、聖書からの引用を記したメモを隠し持っていた・・ 容疑者となったジョーダンは犯人探しを始めるが!?・・

 

「ウィンダム図書館の奇妙な事件」 ジル・ペイトン・ウォルシュ(著)

英国謎解きミステリの傑作

1992年の朝、ケンブリッジ大学の学寮に学寮長が駆け込んで来た。〈ウィンダム図書館〉で、学生の死体が発見されたとのことで。。テーブルの角に頭をぶつけたと見られるが、そばには古書が1冊・・ たんなる事故なのか!? それとも・・

 

「友情よここで終われ」 ネレ・ノイハウス(著)

ドイツミステリの女王による<刑事オリヴァー&ピア>シリーズ最新作

「悪女は自殺しない」に始まり、ドイツで累計550万部の警察小説シリーズ。

出版業界を巡る泥沼の事件とは!?--

失踪した著名な編集者・ハイケ。彼女が介護していた老人が2階で見つかる。被疑者には、彼女に作品の剽窃を暴露されたベストセラー作家が浮かぶ。出版社長など、怪しい人物が増えてきて!?・・

 

「クロームハウスの殺人」 ヘンリー・ウェイド(著)

探偵小説愛読者の大学講師ジェームズ・フリントが未解決事件に挑む

老齢の富豪を射殺した容疑で告発された男性は本当に殺したのか!?・・本に挟まれた1枚の写真が運命を狂わせる・・

 

「記憶書店 殺人者を待つ空間」 チョン・ミョンソプ(著)

ビブリオ系 韓国ミステリ

犯人は、この4人の中にいる!?--

残忍な男により妻と娘の命を奪われたユ・ミョンウ。未解決のまま15年が経過する。。そんな犯人が古書に異常な執着を持っていることがわかり、ユ・ミョンウは、犯人をおびき出すため、古書だけを扱う「記憶書店」を開店するが!?・・ そこに現れた4人の怪しい客ーー

 

「書架の探偵、貸出中」 ジーン・ウルフ(著)

巨匠の未完の遺作

E・A・スミスは、推理作家の生前の記憶を持つ「複生体」。図書館に収蔵され、書架に住む。母親と暮らす少女に貸し出された彼は、失踪した彼女の父親探しを頼まれる。そんな折、彼は、自身の古い〈版〉の死体を発見し!?・・

 

「人生は小説」 ギヨーム・ミュッソ(著)

「ブルックリンの少女」「パリのアパルトマン」などで知られるフレンチ・ミステリの巨匠の最新作

ニューヨークの自宅から消えた女性作家の幼い娘。事件のカギを握るのは、パリに住むベストセラー作家の男。その真相とは!?ーー

 

「8つの完璧な殺人」 ピーター・スワンソン(著)

「そしてミランダを殺す」「だからダスティンは死んだ」などで知られる作家の最新作

ミステリ専門書店の店主マルコムのもとに、FBI捜査官が訪れる。かつてマルコムが店のブログリストに記載した「完璧な殺人」が登場する8作に似た殺人事件が起きているという・・ リストは「赤い館の秘密」「ABC殺人事件」「見知らぬ乗客」など。。 犯人は彼のリストを模倣しているのか!?

 

「野外上映会の殺人:マーダー・ミステリ・ブッククラブ」 C・A・ラーマー(著)

〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉シリーズ第3弾

〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉のメンバーは、アガサ・クリスティ「白昼の悪魔」を映画化した「地中海殺人事件」の野外上演会に参加する。上映後、ブッククラブの隣の女性が絞殺死体で発見される。。ブッククラブの面々は、調査を開始するが!?・・



ビブリオファンタジー

「図書館島」 ソフィア・サマター(著)

図書館島
東京創元社
発売日:2022/5/12

【世界幻想文学大賞】受賞作

【英国幻想文学大賞】受賞作

デビュー作で4冠の書物と物語をめぐる傑作ビブリオ・ファンタジー

文字を持たない辺境の地に生まれた青年は、世界中の書物を収めた図書館のある島に幽閉される。。彼はそこで、書かれた言葉を信じる人々の戦いに巻き込まれる・・

 

「図書館の魔女」 高田 大介(著)

さわベス 2018【文庫部門】第1位

全4巻からなるビブリオ・ファンタジー

「永遠の0」百田尚樹(著)をミリオンセラーへ押し上げた岩手の書店「さわや書店」が、2018年、年間1位に挙げた作品です。

史上最古の図書館に暮らす(高い塔の魔女)マツリカに仕えることになる少年キリヒト。古今の書物をひもとき、数多の言語を操ることから「魔女」と恐れられるマツリカは、若い少女だった・・

 

「この本を盗む者は」 深緑 野分(著)

本の世界を冒険するファンタジー

高校生の深冬は、「本の街」読長町に住んでいる。父は、巨大な書庫「御倉館」の管理人。曾祖父は書物の蒐集家。ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、本の呪いが発動してしまう。。町は物語の世界に姿を変え、泥棒を捕まえない限り、町は元に戻らないと知った深冬は物語の世界を冒険するが!?・・

 

「深夜0時の司書見習い」 近江 泉美(著)

不思議な図書館で綴られるビブリオ・ファンタジー

札幌の郊外に佇む私設図書館、通称「図書屋敷」。高校生の美原アンは夏休みにホームステイすることになり、真夜中の図書館に迷い込んでしまう。。この図書迷宮で司書を務めることになったアンは「図書館の本を多くの人間に読ませ、迷宮を復興する」よう命じられるが!?・・

本への愛に満ちた《本好きに贈る物語》

 

「魔法のサーカスと奇跡の本」 (著)

ファンタジー要素の強いビブリオミステリ

図書館員のサイモンに、書籍商から1冊の本が送られてくる。18世紀のサーカス団長による日誌により、サイモンは、祖母や母を含む母方の女性が、いずれも7月24日に溺死していたと知る。。サイモンは、本を手がかりに一族の秘密を探り始めるが!?・・

本を巡る、謎と呪いの物語。

 

「本にだって雄と雌があります」 小田 雅久仁(著)

第3回(2012年)Twitter(ツイッター)文学賞【国内篇】第1位

怪作コメディファンタジー

大坂の旧家の書斎に響く羽音。本だらけの家には「書籍の位置を変えてはいけない」という禁忌があった。。9歳の少年がその掟を破った時、書籍と書籍が交わり、新しい書籍が生まれてしまった!?・・

 

「地下図書館の海」 エリン・モーゲンスターン(著)

書物の魅力を巡る本格ビブリオ・ファンタジー

大学院生のザカリーは、著者名の記されていない本を図書館で見つける。そこには、誰も知る筈のない自らの少年時代の体験が記されていた。。ザカリーは本の秘密を追い、謎の男に導かれ地下に広がる〈星のない海〉の岸辺にある空間に辿り着くが!?・・

 

ビブリオ小説(ノベル)

「教室に並んだ背表紙」 相沢 沙呼(著)

「medium 霊媒探偵城塚翡翠」で、このミステリーがすごい!2020年版【国内編】第1位など、各種ミステリランキング1位を独占した作家のビブリオノベル。

中学校の「図書館」を舞台にした全6編からなる連作短編集

同級生に対する劣等感、将来への不安。。少女達の思春期の心模様を「読書」との出会いで変化していく様子を描き出す。

 

「本のエンドロール」 安藤 祐介(著)

本を作る人達の小説

豊澄印刷の営業・浦本は、本作りに携わる一人の営業マンとして日々、奮闘している。。理想通りに仕事が進まず!?・・

1冊の本が手元に届くまでの関わる人々(作家、編集者、印刷会社、製本会社、装丁家、営業、書店員など..)本を愛する人々の物語。

本がどのようにして作られているのか!?

紙の本への愛着が湧く。本好きの全ての人に読んでもらいたい1冊。

 

「夢を売る男」 百田 尚樹(著)

百田尚樹による出版社絡みの小説

自分史を残したい団塊世代の男。スティーブ・ジョブズに憧れるフリーター。教育論を発表したい主婦。本の出版を夢見る彼らに、編集長の牛河原は「現代では、夢を見るには金がいるんだ」と持ちかける。。出版社vs自費出版作家。本の出版を夢見る人々と編集者の笑いと涙のビブリオ小説。

出版社の出版事情などもわかり、裏側もわかる1冊。

 

「お探し物は図書室まで」 青山 美智子(著)

2021年【本屋大賞】第2位

ハートウォーミング短編小説

町の小さな図書室。仕事や人生に行き詰まっている5人が訪れた。話を聞いた司書さんは、詩集、絵本、図鑑など一風変わった選書をしてくれる。。自分と向き合い、悩みを解決する物語。

 

「本を守ろうとする猫の話」 夏川 草介(著)

ベストセラー「神様のカルテ」著者によるビブリオ小説

高校生の夏木林太郎は、幼い頃に両親が離婚し、母の他界で祖父との2人暮らしをしてきた。その祖父が営む古書店の「夏木書店」。しかし、祖父も突然亡くなり、本の整理をしたいた林太郎は書棚の奥で人間の言葉を話すトラネコと出会うが!?・・

 

「ミッドナイト・ライブラリー」 マット・ヘイグ(著)

真夜中、どん底のノーラの前に現れた不思議な図書館

世界43ヶ国刊行ベストセラー。本を愛する人のための本

仕事をクビになり、猫を亡くし、話を聞いてくれる家族も友人もいない。。頭をめぐるのは後悔ばかりのノーラ。生きている意味がないと衝動的に命を絶とうとするが、目の前には不思議な図書館がーー

そこには、「彼女が選ばなかった」人生の数々が!?--

 

「本と私と恋人と」 エミリー・ヘンリー(著)

[2022年] goodreads年間ベスト・ロマンス賞 第1位獲得

Amazon.com2022年のベスト・ブック選出

文芸エージェントとして奮闘してきたノーラ。母の亡き後、妹の面倒を見るため頑張ってきた。その妹が3人目の出産の前に、姉妹だけのバケーションを提案する。辿り着いた田舎町で、かつて本を売り込んだ時に拒絶された相手、チャーリー・ラストラを見つける。そこで、悪夢は終わらず!?・・

 

「古本屋は奇談蒐集家」 ユン・ソングン(著)

ソウルで「不思議の国の古本屋」を経営する著者による感動的な実話

ソウルに実在の古本屋は、お客のために絶版本を探しながら人生の物語を蒐集する。お客が語るのは、シュールで奇妙な実話ーー

 

「図書館司書と不死の猫」 リン・トラス(著)

定年退職した図書館司書と本を愛する不思議な猫の奇妙な物語

元・図書館司書のわたしは、休暇を海辺のコテージですごしていた。そんな折、1匹の猫にまつわるメールを読む。猫は、人間の言葉を話し、本を愛する。好奇心に駆られ、わたしは調査に乗り出すが!?・・

ブラックユーモア含むビブリオ・ノベル

 

「図書館」 ゾラン・ジヴコヴィチ(著)

図書館
書肆盛林堂
発売日:2024/1/4

セルビアを代表する作家のゾラン・ジヴコヴィッチ氏のビブリオ小説。

東欧のボルヘスと呼ばれる作家本にまつわる不条理な物語が詰まった1冊。

 

「本を読む女(ひと)」 ゾラン・ジヴコヴィチ(著)

セルビアの幻想小説家による連作短編集 第2弾

女性・タマラさんの日常。読書を好み、本を愛で果実を頬張る。当たり前で、時々、不穏な非日常ーー

 

「雲(CLOUD)」 エリック・マコーマック(著)

雲(CLOUD)
東京創元社
発売日:2019/12/20

奇想天外なストーリーの奇譚小説

スコットランド作家の幻想的で一風変わった小説。

旅先で見つけた1冊の古書。「黒曜石雲」という本には、19世紀スコットランドで起きた謎の気象現象が書かれていた。グラスゴーのスラムで生まれた主人公の人生が回想されていく・・

 

「華氏451度」 レイ・ブラッドベリ(著)

「火星年代記」などSFの巨匠によるビブリオノベル

読書が有害とされ、本が禁制品となっている近未来。主人公のモンターグは、書物を焼き尽くす昇火士(ファイアマン)のひとりとして活動するが、1人の少女と出会い彼の人生が変わっていく!?ーー

 

「テヘランでロリータを読む」 アーザル・ナフィーシー(著)

イラン出身の女性英文学者による18年間の文学的回想録

テヘランでヴェールの着用を拒否し、大学を追われた著者が行なった秘密の読書会。ナボコフ、フロベール、ジェイムズ、オースティン、ベロウなど、イランで禁じられた西洋の文学・・
圧政の下に生きる女性達にとっての自由の場とは!? 文学が精神の自由を与える!?--

全米で150万部をこえたベストセラー

 

ライトノベル

「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~」 香月美夜(著)

「このライトノベルがすごい!2018年版&2019年版」2年連続 第1位

本好きにおすすめのビブリア・ファンタジー。

小説投稿サイト「小説家になろう」から書籍化され、シリーズ累計500万部を突破した大ヒットライトノベルです。

コミック(漫画)も発売されています。

2022年春には、第3期のテレビアニメが放送されました。