【この時代小説がすごい!】ランキング第1位の歴代受賞作一覧・宝島社から出版されている歴史小説のブックガイド

時代小説のブックガイド「この時代小説がすごい!」のランキング第1位作品を掲載。

2009年から宝島社により不定期に出版されていて、2012年から「この時代小説がすごい!」になっています。

【文庫書き下ろし部門】【単行本部門】があり、現在も不定期に発売されています。

【2022年版】 ランキング第1位

文庫書下ろし 部門

「三河雑兵心得【十一】百人組頭仁義」 井原 忠政(著)

戦国足軽出世物語、第11弾

茂兵衛は、家康の馬廻から百人組頭として戦場に復帰する。しかし、家康の命である「真田との和解を天下に示す策を述べよ」との答えに、本多平八郎の娘・於稲と、真田源三郎の婚姻を提案してしまう。。そのことで、平八郎の説得を命じられてしまうが!?・・

 

単行本 部門

「天離り果つる国」 宮本 昌孝(著)

戦国エンタテインメント

飛驒白川郷、金銀や鉄炮火薬に欠かせない塩硝が豊富に得られる地。信長の命により、送りこまれたのは、天才軍師・竹中半兵衛の愛弟子・七龍太。しかし、この美しい地に魅せられ、七龍太は信長の命に反し!?・・



【2016年版】 ランキング第1位

文庫書下ろし 部門

「妖草師」 武内 涼(著)

妖草師
徳間書店
発売日:2014/2/7

九代将軍・家重の治世。紀州藩の京と江戸の両屋敷に怪異が起こる。京では、元藩士が夜な夜な東山へ出かけて行き、江戸では、庭園に血色の苔がはびこり出した。秘術を使う妖草師の下級公家・庭田重奈雄は、藩の要請を受け、紀州徳川家の怨念の存在を知ることになり!?・・

 

単行本 部門

「若冲」 澤田 瞳子(著)

若冲
文藝春秋
発売日:2017/4/7

伊藤若冲の画業の秘密に迫る時代長編

京画壇を席巻した天才・伊藤若冲は、何故、奇妙な絵を描き続けたのか!?-

若き日の若冲(源左衛門)は、商売に全く身が入らず、絵を描くことに打ち込む。若冲に恨みがある義弟の弁蔵は、彼を憎むあまり贋作を生み出すようになる。2人の関係は、若冲の名声が高まるにつれ、より複雑になっていくが!?・・

 

【2015年版】 ランキング第1位

文庫書下ろし 部門

「天の梯 みをつくし料理帖」 高田 郁(著)

「みをつくし料理帖」シリーズ、堂々の完結

医師・源斉の言葉「食は、人の天なり」に触れ、料理人として自らの行く末に決意を固めた澪。一方、吉原のあさひ太夫こと幼馴染みの野江の身請けに悩む。野江を身請けすることは叶うのか!?・・

 

単行本 部門

「村上海賊の娘」 和田 竜(著)

[2014年] 本屋大賞 受賞作

史実に基づく壮大な歴史小説

瀬戸内海で活動した日本最大の海賊と言われる「村上海賊」。その当主の娘の物語。マンガ化もされています。

 

【2014年版】 ランキング第1位

文庫書下ろし 部門

「奥右筆秘帳シリーズ」 上田 秀人(著)

奥右筆秘帳シリーズ全11巻セット

第11代将軍・家斉の時代。江戸城のあらゆる文書が集中する奥右筆は、幕政の秘密に触れうる重要な役職だった。その組頭の立花併右衛門は、幕政の深き闇に挑むが、田沼意次失脚につながった天明四年の田沼意知刃傷事件が関連していて!?・・

 

単行本 部門

「巨鯨の海」 伊東 潤(著)

山田風太郎賞 受賞作

第1回(2014年)高校生直木賞 受賞作

江戸末期から明治時代、紀伊半島の鯨漁をテーマにした6篇の連作短編集。

世界でも稀な漁法「組織捕鯨」を確立した漁村の人々。集団で鯨に立ち向かう「鯨組」。 命を削る戦いを躍動感ある筆致で描く。



この時代小説がすごい! 【文庫書き下ろし版】

文庫書下ろし 部門

「みをつくし料理帖」 高田 郁(著)

連作時代小説の傑作シリーズ!

神田御台所町で上方料理を出す「つる家」。水害で両親を失い、天涯孤独の身となった澪は、店を任せられる。大坂と江戸の味の違いに戸惑いながらも、天性の味覚と負けん気で日々を切り盛りする。そんな折、名料理屋「登龍楼」が妨害をしかけてきたが!?・・

 

【2009年版】 この書き下ろし時代小説がすごい! 時代小説愛好会が選ぶベストシリーズ20

文庫書下ろし 部門

「密封<奥右筆秘帳>シリーズ」 上田 秀人(著)

江戸城の書類決裁に関わる奥右筆組頭の立花併右衛門。田沼意次(おきつぐ)の孫・意明(おきあき)の死亡届を見て、12年前の田沼意知(おきとも)刃傷事件に疑念をはさむ。その帰路、何者かの襲撃を受けて!?・・