【密室ミステリ小説おすすめ40選】クローズドサークル館、屋敷推理

密室殺人トリック

密室謎トリック・館(屋敷)ミステリ・クローズドサークルなど。

閉鎖空間のクローズド・ミステリの人気謎解き推理小説をまとめています。

推理小説賞やミステリー賞を受賞している作品も掲載。

国内作家の密室ミステリ

「屍人荘の殺人」 今村 昌弘(著)

屍人荘の殺人
東京創元社
発売日:2017/10/12

このミステリがすごい!2018年版【国内編】第1位

「週刊文春」ミステリーベスト 第1位

2018 本格ミステリ・ベスト10 第1位

デビュー作で3冠の著者の「魔眼の匣の殺人」「兇人邸の殺人」シリーズに続く第1弾

神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介。同大学の探偵少女、剣崎比留子と共に、映画研究部の夏合宿でペンション紫湛荘を訪ねる。しかし、部員の1人が密室で惨殺死体で発見される。。さらに、連続殺人が起き!?・・

 

「名探偵の証明 密室館殺人事件」 市川 哲也(著)

名探偵の証明
東京創元社
発売日:2017/12/11

2013年(第23回)鮎川哲也賞 受賞作

《名探偵の証明》シリーズ 第2弾

ミステリ作家・拝島登美恵が、「密室館」と呼ばれる館に男女8名を監禁する。。その中には、名探偵・蜜柑花子までいた。拝島は、館内で起こる殺人のトリックを解くことができれば解放すると言うが!?・・ 出口のない館での殺人事件。。蜜柑花子は、トリックの解明に推理をするが!?ーー

 

「方舟」 夕木 春央(著)

方舟
講談社
発売日:2022/9/8

地下の閉鎖空間を舞台にしたクローズド・サークル

Twitter(ツイッター)などSNSで話題の国内ミステリ。

大学時代の友達や従兄と山奥の地下建築を訪れた柊一は、地下で夜を越すことになる。。翌日、地震で扉が塞がれ、水没も起こる中、殺人が起こった!誰か1人を犠牲にすれば脱出できるが、タイムリミットまで1週間・・

9人のうち、死んでもいいのは!?・・



「ジェリーフィッシュは凍らない」 市川 憂人(著)

2016年(第26回)鮎川哲也賞 受賞作

21世紀版「そして誰もいなくなった」とも言われる本格ミステリ

小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えたと言われていた。ファイファー教授など技術開発メンバー6人は、新型タイプの長距離性能の最終確認試験を行っていた。しかし、閉鎖状況の艇内でメンバーの死体が発見される。。試験機ごと雪山に閉じ込められ、脱出の術もないが!?・・

 

「ヴァンプドッグは叫ばない」 市川 憂人(著)

2016年(第26回)鮎川哲也賞受賞作「ジェリーフィッシュは凍らない」著者シリーズ第5弾

密室状態の隠れ家で起こる想像を絶するトリックとは!?ーー

U国MD州で、現金輸送車襲撃事件が発生する。応援要請を受け、マリアと漣は、車が乗り捨てられた州都・フェニックス市へ向かう。厳戒態勢の中、隠れ家に潜伏していた襲撃犯5人の1人が邸内で殺され!?・・ 密室状態での連続殺人の謎とは!?・・

 

「密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック」 鴨崎 暖炉(著)

2022年(第20回)「このミステリーがすごい!大賞」文庫グランプリ 受賞作

本格密室推理小説

遊び心たっぷりの謎解きとトリックが楽しめるおすすめの1冊。

 

「密室偏愛時代の殺人 閉ざされた村と八つのトリック」 鴨崎暖炉(著)

2022年(第20回)「このミステリーがすごい!大賞」文庫グランプリ受賞作「密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック」著者の最新作

奇妙な風習の伝わる八つ箱村で起こる8連続密室殺人事件

密室トリック好きにおすすめの1冊。

 

「月灯館殺人事件」 北山 猛邦(著)

「館」を舞台にした正統派・新本格ミステリ

月灯館(げっとうかん)。「本格ミステリの神」と言われる作家の館に集まった本格ミステリ作家達の間でくり広げられる連続殺人。。誰が!?何のために!?・・

閉鎖空間での物理トリックなど驚愕のラスト。

 

「硝子の塔の殺人」 知念 実希人(著)

硝子の塔の殺人
実業之日本社
発売日:2021/7/30

[2022年] 本屋大賞ノミネート

雪深き森に輝く「硝子の塔」でおこる殺人劇

怪しい「館」。ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、刑事、霊能力者、小説家、料理人などがゲストに招かれた。。しかし、この館で次々と惨劇が起こる・・ 13年前の事件との関連とは!?・・

地上11階、地下1階の巨大な尖塔での驚愕のラスト。。

 

「蒼海館の殺人」 阿津川 辰海(著)

このミステリがすごい!2022年版【国内編】第5位

「紅蓮館の殺人」に続く2作目

連続殺人の起きた館が災害で孤立する。。名探偵葛城による超推理で全ての謎を解き明かしていくが!?・・

2020年「透明人間は密室に潜む」では「2021本格ミステリ・ベスト10」国内ランキング第1位など、各種ミステリランキングの上位を獲得しました。

 

「黄土館の殺人」 阿津川 辰海(著)

シリーズ累計18万部「館」ミステリ

大学生になった僕は、旅行先で、「名探偵」の葛城と引き離され、荒土館に滞在することになる。孤立した館を襲う連続殺人。芸術一家。僕は、惨劇を生き残れるか!?・・

 

「名探偵に甘美なる死を」 方丈 貴恵(著)

[2023年] 本格ミステリ大賞 最終候補作

密室の本格「館もの」ミステリ

〈竜泉家の一族〉シリーズ最新作

メガロドンソフトの依頼で、VRミステリゲームのイベント監修を請け負った加茂冬馬。しかし、イベントは、8人の素人探偵で、命をかけた殺戮ゲームへと発展し!?・・ 生死をかけたゲームの行方は!?ーー

VR空間と現実世界で繰り返される殺人!?ーー

 

「時空旅行者の砂時計」 方丈 貴恵(著)

2019年(第29回)鮎川哲也賞 受賞作

クローズド・サークル、特殊設定ミステリ、屋敷見取り図など、ミステリ好きにおすすめ

約60年前にタイムトラベルした加茂。妻を救うため、竜泉家の人々を襲った「死野の惨劇」の真相を解明しようとするが!?・・ 竜泉家の別荘で、不可能殺人と竜泉家一族の呪いを解放できるのか!?ーー 本格ミステリ作家のデビュー作。

 

「帆船軍艦の殺人」 岡本 好貴 (著)

2023年(第33回)鮎川哲也賞 受賞作

海上の巨大な軍艦「密室」で起こる不可能犯罪

18世紀末、フランスと交戦状態の英国海軍は、兵士不足だった。戦列艦ハルバート号は強制微募の若者達を乗せ、北海を目指す。しかし、水兵が殺害される事件をきっかけに、不可解な連続殺人が発生し!?・・

 

「ファラオの密室」 白川 尚史(著)

[2024年] このミステリがすごい!大賞 受賞作

紀元前1300年代前半、古代エジプト

神官・セティは、死んでミイラにされたが、心臓が欠けているため、冥界の審判を受けることが出来ない。期限は3日、心臓を取り戻すため、地上に舞い戻る。やがて、棺に収められた先王のミイラが、密室状態のピラミッドから消失し、大神殿で発見されたという、もう一つの謎に直面し!?ーー

 

「案山子の村の殺人」 楠谷 佑(著)

雪の密室に閉ざされた本格推理謎解き小説

案山子(かかし)だらけの宵待村。雪の密室の様相を呈している現場で、殺人事件が起こる。案山子に毒の矢が射込まれ、別の案山子が消失し!?・・

 

「密室殺人講座」 水野 泰治(著)

密室トリック謎解き小説

ミステリー講座を主催する推理作家を含め、若い教え子7人。密室状態の中、推理作家が死体となって発見される。。参加者達は、精神的に追い詰められるが!?ーー地下室の孤島の扉が開くのは、72時間後!・・

 

注目! 「ある閉ざされた雪の山荘で」 東野 圭吾(著)

乗鞍高原のペンションでのクローズドサークル

2024年1月12日~ 映画公開されています。

豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇

乗鞍高原のペンションに集まった俳優志望の男女7人。オーディションに合格したメンバーの舞台稽古が始まる。しかし、1人、1人、仲間が消えていき!?ーー 果たして芝居なのか?・・

 

「仮面山荘殺人事件」 東野 圭吾(著)

巨匠・東野圭吾の山荘を舞台にした密室ミステリ

8人の男女が集まる山荘に銀行強盗が侵入する。外部との連絡を断たれた8人は脱出を試みるが、失敗に終わる。。そのうち、1人が殺されてしまうが!?・・

 

「白馬山荘殺人事件」 東野 圭吾(著)

東野圭吾作品初期の傑作

信州・白馬。謎のメッセージを残して自殺した兄の死の真相を探るため、妹のナオコは、英国風のペンション「まざあ・ぐうす」を訪れる。そして、事件に居合わせた人々。。マザー・グースの暗号とは!? 密室トリックの謎は解けるのか!?・・



海外作家の密室ミステリ

「姿なき招待主(ホスト)」 グウェン・ブリストウ&ブルース・マニング(著)

アガサ・クリスティー名作「そして誰もいなくなった」の9年前に刊行の先駆的作品

戯曲「九番目の招待客」の原作となった古典的名作

摩天楼のペントハウスに集められた8人の街の名士。姿なき招待主が、ラジオを通して密室と化した空間の中で、1時間に1人ずつ客を殺していくという。。密室状況での狂行の犯人は!? その目的は!?・・

 

「厳冬之棺」 孫沁文(著)

厳冬之棺
早川書房
発売日:2023/9/20

このミステリがすごい!2024年版【海外編】第12位

上海が舞台の華文ミステリ

天才漫画家探偵・安縝(あんしん)が活躍。上海郊外の湖畔。陸家の館で殺人事件が起きる。事件現場は、大雨で水没した地下室のため、密室だったが!?・・

 

「禁じられた館」 ミシェル・エルベール&ウジェーヌ・ヴィル(著)

このミステリがすごい!2024年版【海外編】第13位

フランス探偵小説の傑作密室ミステリ

富豪のヴェルディナージュが、いわく付きの館、マルシュノワール館に引っ越してくる。「この館から出ていけ」という脅迫状が舞い込む。そんな折、館の主は、変わり果てた姿で発見される。逃げ道がない館から姿を消した訪問者、捜査は難航するが!?・・

 

「死と奇術師」 トム・ミード(著)

元奇術師の探偵、ジョセフ・スペクターが活躍!

密室英国ミステリ小説

1936年、ロンドン。心理学者のリーズ博士が、自宅の書斎で殺されているのが見つかる。。密室状態で凶器も見つからない中、ジョセフ・スペクターは謎に挑むが!?--

 

「九人の偽聖者の密室」 H・H・ホームズ(著)

都市伝説的 密室ミステリ

カルト宗教の研究者ウルフ・ハリガンは、ひょんなことから知り合った作家志望の青年マット・ダンカンの協力を得て、2人は教団の集会に参加する。教祖アハスヴェルがウルフの死を予言した翌日、ウルフは窓が施錠された邸内で殺されていた・・

不可解な密室殺人の謎に直面するダンカン。密室犯罪の真相とは!?・・

 

「チェスプレイヤーの密室」 エラリー・クイーン(著)

20世紀末以降の新本格派エラリィ・クイーンの密室推理

父親の自殺で遺産を手にすることになったアン・ネルソン。現場は完全な密室状態だったという。しかし、本当に父親は自殺だったのか!?・・殺人を証明するには密室を破らなくてはならないが・・

 

「ウェッジフィールド館の殺人」 エリカ・ルース・ノイバウアー(著)

アガサ賞デビュー長編賞受賞シリーズ第2弾

デビュー作で、エジプトのホテルを舞台にしたミステリ「メナハウス・ホテルの殺人」に続くシリーズ第2作目。

英国の領主屋敷に滞在していたジェーン。一緒に旅行中の叔母が館の主の男爵とかつて恋仲で、ふたりの間に生まれた娘は男爵の養女になっていた。館の使用人が車の事故で死亡するが、不審な点が多く、ジェーンは事件を調べ始めるが!?・・

 

「サナトリウム」 サラ・ピアース(著)

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アルプスの山岳リゾートが舞台の吹雪密封ミステリ

豪華ホテル〈ル・ソメ〉。サナトリウムを改装して建てられたが、不穏な出来事が。。弟の結婚パーティーのため、恋人とホテルを訪れたエリンは、休職中の警官。しかし、雪の降りしきる中、弟の婚約者が失踪し!?・・

スイス版横溝正史とも言われる1冊。

 

「もしも誰かを殺すのなら」 パトリック・レイン(著)

閉鎖空間(クローズド・サークル)の本格ミステリ

無実を叫ぶ新聞記者に死刑判決が下される。。その後、彼を裁いた陪審員が山荘で次々と死を遂げ!?・・ 連続殺人事件の犯人はいったい!?ーー

 

「51番目の密室」 クレイグ・ライス(著)

伝説のアンソロジー名作12篇収録

駆け出し作家のマニックスは、新聞で、現代最高の密室派ミステリ作家ワゴナーの他殺死体が発見されたという記事を見る。首の無い死体は完全な密室で、ワゴナー考案のトリックだと気づく。そして、マニックスは、アメリカ探偵作家クラブの月例会の席上で、ワゴナーから「密室を抜け出す方法としては、完全に新機軸のものだと思うんだ」と話しかけられたことを思い出し!?・・

エドガー(アメリカ探偵作家クラブ)賞を2度受賞している作家なども。

 

「光を灯す男たち」 エマ・ストーネクス(著)

イギリス南部の灯台を舞台にした密室ミステリ

1972年、英国コーンウォールの灯台から3人の灯台守が姿を消した・・内側から施錠された灯台は、食事も手付かずのまま。。孤絶したコミュニティの中で、灯台守に何が起きたのか!?・・

実際の事件をモデルにした英国ミステリ。

 

「真夜中の密室」 ジェフリー・ディーヴァー(著)

ジェフリー・ディーヴァーの解錠もの最新作

密室に忍び込む怪人〈解錠師〉

ニューヨーク。〈ロックスミス〉と名乗る男が厳重に鍵のかかった部屋に侵入し、メッセージを残して去った。。この奇怪な犯人の目的は何か!?・・

密室を破る怪人〈ロックスミス〉と名探偵リンカーン・ライムの闘い。

 

「密室」 マイ・シューヴァル(著) ペール・ヴァールー(著)

密室
KADOKAWA
発売日:1984/12/1

「笑う警官」など、刑事マルティンベックシリーズで知られる北欧ミステリの古典的巨匠マイ・シーヴァル、ペール・ヴァールーの密室もの。

15ヶ月ぶりに登庁したベックを待っていたのは、孤老の変死事件。捜査がずさんで、現場の密室状態も見逃されていたが!?・・

 

「ウナギの罠」 ヤーン・エクストレム(著)

北欧スウェーデンの密室殺人ミステリ

ウナギ漁のための仕掛け罠の中で、地元の大地主の死体が見つかる。外からは鍵がかけられ、鍵は被害者のポケットに。遺体には、一匹のウナギが絡みついていた・・ 完璧な密室殺人だが!?・・

「スウェーデンのディクスン・カー」と言われる作家の幻の名作

 

「三つの棺」 ジョン・ディクスン・カー(著)

三つの棺
早川書房
発売日:2014/7/10

【オールタイム不可能犯罪ミステリ・ランキング】第1位

密室推理小説の巨匠による名作。屋敷や山荘、城などでの密室ミステリの多いカーの作品の中でも、密室推理の最高峰と言われています。

カー作品は、日本語に翻訳されているものだけでも80冊を超えています。

「カーター・ディクスン」というペンネームでも多くの作品を発表。

古城を舞台にした「髑髏城」「弓弦城」「連続自殺事件」「帽子収集狂」「囁く影」「一角獣の殺人」なども閉鎖空間ミステリに近い作品です。

 

「スリー・カード・マーダー」 J・L・ブラックハースト(著)

密室 ✖ 警察小説

サセックス警察重大犯罪班のテス・フォックス警部補は、不可解な密室殺人を捜査することになる。5階の部屋から落下した被害者・フラットの部屋は無人で、玄関ドアは内側から封じられていた。そして、現場の壁に貼られていたチラシを見て愕然とする。それは、かつて、フォックスが犯した殺人を示唆していた・・

 

「レイン・ドッグズ」 エイドリアン・マッキンティ(著)

[2017年] アメリカ探偵作家クラブ(エドガー)賞 最優秀ペーパーバック部門 受賞作

門に鍵のかかった城でのミステリも含んだ警察小説第5弾

北アイルランドの古城の中庭で女性の転落死体が発見される。。事件当時、城門は固く閉ざされ、城壁を乗り越えない限りは中に入れない完全な密室状態だった・・