高校生直木賞の歴代受賞作品をまとめています。
ティーンなど、ヤングアダルトに人気の小説が多く選出されています。
「同志少女よ、敵を撃て」「オルタネート」「ナイルパーチの女子会」など..
第11回(2024年)受賞作
「ラウリ・クースクを探して」 宮内 悠介(著)
星雲賞を受賞している「あとは野となれ大和撫子」著者の最新作
1977年、エストニア生まれのラウリ・クースク。コンピュータ・プログラミングの才能のある彼は、ソ連のサイバネティクス研究所で活躍することを目指すが、ソ連が崩壊し!?・・
歴代受賞作品 一覧
第10回(2023年)受賞作
「汝、星のごとく」 凪良 ゆう(著)
[2023年] 本屋大賞 受賞作
キノベス!2023(紀伊國屋書店スタッフによるベスト)第1位
2020年に「流浪の月」でも本屋大賞を受賞しています。
風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)。自由奔放な母に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。共に、欠落と孤独を抱えた2人は惹かれあい、成長していくー
第9回(2022年)受賞作
「同志少女よ、敵を撃て」 逢坂 冬馬(著)
2022年【本屋大賞】受賞作
第11回(2021年)アガサ・クリスティー賞 受賞作
キノベス!2022(紀伊國屋書店スタッフによるベスト)第1位
戦争絡み少女の成長小説
独ソ戦が激化する中、ドイツ兵士に親を殺され、ソ連の狙撃兵となるセラフィマの物語。
やがて、スターリングラードへ向かうが!?・・
第8回(2021年)受賞作
「雲を紡ぐ」 伊吹 有喜(著)
親子3代の「心の糸」の物語
いじめが原因で学校にいけなくなった高校生の美緒は、祖父母のくれたホームスパンのショールだけが唯一の心のよりどころ。その後、母と口論になり、岩手県盛岡市の祖父のところへ家出をするが!?・・
「オルタネート」 加藤 シゲアキ(著)
第42回【吉川英治文学新人賞】受賞作
東京の高校を舞台に若者達の青春小説。
高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」
SNSやマッチングアプリが当たり前の現代を生きる3人の高校生の物語。
第7回(2020年)受賞作
「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」 大島 真寿美(著)
第161回(2019年)【直木賞】受賞作
人形浄瑠璃作者・近松半二の生涯を描いた物語。
江戸時代の大坂、道頓堀。近松半二は、弟弟子に先を越されながらも人形浄瑠璃に人生をかけるが!?・・
浄瑠璃や歌舞伎が世に広まりつつある時代の渦。
第6回(2019年)受賞作
「熱帯」 森見 登美彦(著)
「千一夜物語」と絡まり合い、物語が物語を生む幻想小説!?
有楽町から始まる物語は、京都から熱帯の島々へーー
めくるめく物語・・
第5回(2018年)受賞作
「くちなし」 彩瀬 まる(著)
7編からなる短編集
繊細で幻想的な世界。変わった「愛」を描いた物語。
別れた男の片腕と暮らす女。。運命の恋人に会うと体に咲くという花。。異国の少年を買う主婦。。etc..
第4回(2017年)受賞作
「また、桜の国で」 須賀 しのぶ(著)
ポーランドを舞台にポーランドの第2次世界大戦の様子を描いた小説
1938年、外務書記生、棚倉慎はポーランドの日本大使館に着任する。慎は、ナチス・ドイツの脅威からポーランド孤児達がつくった極東青年会と協力し、戦争回避に奔走するが!?・・
周辺諸国により苦難の歴史を負ってきたポーランド。20万人の犠牲者が出たワルシャワ蜂起。。
第3回(2016年)受賞作
「ナイルパーチの女子会」 柚木 麻子(著)
第28回(2015年)山本周五郎賞 受賞作
友達のできないアラサー女子2人の物語
商社で働くエリートOL栄利子。人気主婦ブロガーの翔子。出会い意気投合するが2人の関係は徐々に変化していって!?・・
友達のあるべき姿とは!?・・
※ ナイルパーチは、肉食で生態系を滅茶苦茶にする白身魚。
第2回(2015年)受賞作
「宇喜多の捨て嫁」 木下 昌輝(著)
戦国時代を舞台にした6篇からなる短編集
戦国大名・宇喜多直家に捨て駒として後藤勝基へ嫁がされた四女・於葉。
備前・備中を舞台に、昨日の味方は今日の敵という状況でのし上がった梟雄・宇喜多直家をとりまく物語など。
第1回(2014年)受賞作
「巨鯨の海」 伊東 潤(著)
山田風太郎賞 受賞作
この時代小説がすごい!2014年版【文庫書下ろし】第1位
江戸末期から明治時代、紀伊半島の鯨漁をテーマにした小説。
世界でも稀な漁法「組織捕鯨」を確立した漁村の人々。
繁栄を極めた集団で鯨に立ち向かう「鯨組」。 命を削る戦いを躍動感ある筆致で描く。